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深刻なIT業界の人材不足

今は国民のほとんどが携帯電話やスマートフォンなどを保有しており、いつでもどこでもインターネットにつなげて情報を仕入れたり、引き出したりすることができるようになりました。
以前は会社にしか置いていなかったパソコンなども簡単に手に入るようになり、ITのおかげで便利で暮らしやすい時代になりました。
スマートフォンなどの普及によってますますその需要が高まりつつあるIT業界ですが、実は今、深刻な人で不足に悩んでいるといわれています。

なぜ、需要が高く、引く手あまたな環境下で人材が不足しているのでしょうか。
日本では1980年の段階で早くもコンピューターの技術者やソフトウエアなどを開発する人材が不足することが予想されていました。
そこで国際的にも通用するコンピューター技術者を養成する計画を立てましたが失敗。
1990年代に入ると情報革命がおき、携帯やパソコンなどからいつでもどこでも情報を仕入れたりすることができるようになりました。
IT業界はこれにあわせて大量に人手の確保に努めました。

しかし、人では確保できてもITに関する知識が乏しければ何人雇用しても仕事が進まないような状態。
そこに加えて技術の乏しさから来るITシステムのトラブルを解決する手段にも乏しく、IT業界労働者は常に過酷な勤務を強いられてきたのです。こういった過酷労働は働いている人たちの心身にも影響し、IT業界から他職種へ転職する人が相次いでいるほか、新卒などの新規雇用でIT業界を希望する人たちも少なくなってきています。

IT業界からの人材離れが進行する一方で、発展していくIT社会。国を挙げてコンピューター技術者などの養成を変えていく必要があると感じています。